自然療法での食薬、梅肉エキスを作ってみました

青梅

「腸のいっさいの病気に効く」という言葉に惹かれて梅肉エキスを作りました。
アトピーもある意味、腸の病気。アトピーにも効くことを期待して。
しかし、作る工程はかなり大変でした!
梅肉エキスにご興味のある方はご参考にどうぞ^^

目次

アトピーや下痢、便秘に効くかな?

梅肉エキスを作ろうと思ったきっかけは、東城百合子さん著「家庭でできる 自然療法」を読んだことでした。

アトピーは腸、肝、腎の働きをよくすることが重要で、梅肉エキスは腸のいっさいの病気に効くとのこと。

医者から処方されるステロイドや抗ヒスタミン剤に頼ることなく、食薬でアトピー体質を改善できたら良いですよね。

また我が家は夫が不定期の下痢があり、娘(5歳)も軟便が多いので、そんな時にもこの梅肉エキスがあれば役立つのではないかと思ったのでした。

梅肉エキス、名前からしても何やらすごく効きそうな名前ですしね!

梅肉エキスとは?その効能は

梅肉エキスとは、青梅をすりおろしてそのしぼり汁を煮詰めたものです。密閉して保存すると5年でも10年でも保存でき、古くなるほど効き目があり、飲むのは大豆一粒か二粒で十分とのこと。

その効能は、上記の本から抜粋すると、、(※1)


  • 殺菌作用があり、腸内の有効な最近を育て雑菌を殺すので、腸のいっさいの病気に効く。
  • 腹痛、胸やけ、下痢、便秘、高血圧、低血圧、心臓、腎臓、肝臓、糖尿病によい。
  • 家の常備薬としてほしいもので、これ一つあると大抵の病気は大事に至らず済む。
  • 何の熱か分からなくても、梅肉エキスを湯で薄めるかオブラードに包んで1日3~4回飲むと大難を免れる。
  • 伝染病が流行っても、梅肉エキスを飲んでおけば伝染しない。

何かすごそうですね!
保存もきくし、作れば今後のいろいろな不調時に役立つかも~!と益々作りたくなってきました(単純です笑)

梅肉エキスの作り方

さて、その梅肉エキスの作り方ですが、私はこの白ごはん.comのレシピを参考にしました。
(もちろん自然療法の本にもレシピは書いてありましたが写真がなく文章のみだったので)

白ごはん.comは和食のレシピサイトで、流行りの「時短レシピ」とかではないけれど、丁寧で美味しく仕上がるので、私のお気に入りのサイトです。

材料、道具

<材料>

  • 青梅 1キロ (1キロだとこの位↓の量。この量だと出来高は40gほど。小さな瓶で少しだけです)

レシピ(梅2キロ)の半量で作りました。
最初から多めに作ると要領を得ないうちは大変だし、もし失敗したら材料がもったいないですしね。
ちなみに梅は、千葉の実家でとれた青梅を送ってもらいました。(^^)v

<道具>

  • セラミックやせとのおろし器(酸に強いもの、据え置き型が使いやすくベター)
    →実際は私はおろし器を使わずミキサーを使いました。

  • ホーローの鍋や土鍋
    →酸に強い鍋が必要とのこと。どんだけ青梅の酸は強いの…!殺菌効果があるわけですね。

準備(洗う、へたを取り除く)

まず青梅のヘタを竹串で取り除き、よく洗って、水気をきります。
梅にヘタなんてあるの?と。しかしあるんです、小さいヘタが。1個1個ヘタを取る・・・、まず準備の段階からこの作業とは^^;
しかし梅の数が多くないのですぐに終わります。
ちなみにこのヘタ取りは、後述する後工程に比べたらまだまだ序の口なのでした。

梅をすりおろす(ミキサーにかける)

次に梅をおろし器ですりおろすのですが、私は1個目で早くもギブアップしました。
固い梅を種をよけながらすりおろすのはかなりの時間が・・・。(><)

レシピサイトでは、「2キロの梅をすりおろすのに2人がかりで1時間強」と書いてありますがこれはかなり早い方だと思います。私は1キロの梅でも3時間くらいかかりそうだったので早々に諦めて、サイトの補足にも書いてあるように、ミキサーを使いました。

それでもまず種を取り除き、梅を大きめにカットしてからミキサーにかける必要があったのでまあまあ大変でした。

ちなみに青梅が固いので、ミキサーだと完全にペースト状にはならず、ところどころ梅の破片が残ります。すると汁を絞るとき破片が残ってしまうので、出来高が少し少なくなります。

やっぱり王道はすりおろすのが一番なのでしょう!

果肉を絞る

ペースト状にした果肉をふきんで絞るのですが、意外にも私にとってこの作業が全工程の中で一番大変でした。レシピサイトではわりとすんなり絞れるような書き方ですが、、。
汁を余すことなく絞るには、かなりの力で絞る必要があります。雑巾しぼりの比ではありません。渾身の力を込めます。

ほとほと疲れて絞るのを止めかけたこと数回。しかし汁が少ないと出来高も少なくなるので、この絞りが最も重要なところです。さらに梅の量からして5~6回に分けて絞ります。

ようやく絞りを終え、あとは煮詰めるだけ!やった~ヤマ場は越したぞ~。

(左が絞り汁、右が絞った残り→梅ジャムにしました)

絞り汁を煮詰める

しぼり汁をホーローや土鍋など酸に強い鍋で煮詰めていきます。私はホーローの鍋を使いました。
弱めの中火くらいの火加減で、と書いてあるので最初はそうしましたが、かなりの時間がかかりそうだったので、前半は中火で水分をとばしました。煮詰まってくると焦げないように弱火に戻し、ヘラで鍋の底をまぜながら煮詰めます。煮詰めるのも1時間以上かかりました。

(煮詰めはじめの頃)
(早く煮詰めるため中火に)
(後半は急速に煮詰まる)

さて、どこまで煮詰めれば良いかですが、サイトには「ヘラで線を書いたらしっかり鍋底が見えるくらいになれば完了」とありますが、個人的にはもう少し早めに火を切った方が良かったと思いました。
なぜなら冷めると固くなるので。私のは冷めてからかなり固くなりました。

煮詰め液がまだ少し流動的なうちに火を切れば、ちょうどよい固さになりそうです。

(これだけになっちゃった!)

出来上がったら熱いうちに清潔なビンに詰め替え、冷暗所で保存します。
1キロの青梅からできたのは正味40gくらいです。(梅をすりおろせばもう少し多かったかもしれません)

長かった~!しかし何とも言えない達成感(笑)
1年に1回くらいは作っても良いかもと思いました。(笑)

飲んでみました

さて、せっかく作った梅肉エキス。

1、2回試しに口に含んでみました。濃厚な梅の香りで何やら効きそうな感じです。

上述の自然療法の本には、アトピーの食薬としての梅肉エキスは、「毎日3回大豆1粒を飲むと良い(子どもは半量)」と書いてあります。

しかし、もったいなくてそんなに飲めない・・・(;▽;)

あんなに時間をかけて作ったので。。

私は体調不良の時に飲むことに。。(年数がたつほど効能も増すと書いてあるしね^^;)

ちなみに、娘が軟便の時に1~2回だけ飲ませてみました。香りが強いためか嫌がり、お湯で薄めてジュースをまぜてようやく飲んでくれました。
軟便はそれから何日かして治りましたが、きっと毎日飲ませた方が良いのでしょう。

今後、また梅肉エキスの効果を実感した時は続きを書きたいと思います!

(※1)東城百合子著「家庭でできる自然療法」の53ページから抜粋

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