皮膚疾患とアトピー改善の記録

昨年2021年6月に手の皮膚疾患で休業となってから約1年。その当時の状況と、改善のために行った試行錯誤の内容を記録がてらに書いてみました。もう繰り返さないぞ!という自戒を込めて…。ちょっと長いです。

目次

最初のきっかけは、手にできたヘルペス

長引く皮膚疾患のきっかけは、昨年2021年6月下旬に手にヘルペスができたことでした。
私は子供の頃からアトピー体質で、口唇ヘルペスは年に1~2回の頻度でできていましたが、手にできたのは初めてで驚きました。
振り返ってみれば、この数か月前から体のアレルギーが思わしくなかったので、その頃から確かに兆候はあったんです。ヘルペスは最悪、人にうつしてしまうので治るまで施術はできません。疲れなのかストレスなのかはっきりした原因は分かりませんが、一番施術で使い刺激を受ける手に発症してしまいました。
私はやむなく休業を決めました。

薬を使った治療と、ぶり返す炎症

2021年7月前半。
手のヘルペスは塗り薬と飲み薬で2週間ほどで治りました。
口唇ヘルペスだと1週間ほどで治るのですが、手は湿疹と同様で治りづらいようです。
そして過去の経験上ヘルペスができると湿疹が悪化するのですが、今回も同様でヘルペスが治った後も炎症が手指全体に広がってしまいました。
何かを持ったり握ったりするのも痛く、料理や運転にも支障が。日常生活がままならない状態で辛かったです。さらに手とは関係ないはずの顔や首まで炎症がでて、これもダブルでしんどかったです。

2021年7月~8月上旬ごろ。
手や顔首の炎症は、皮膚科で処方されたステロイド軟膏を塗り、1~2週間も経つとだいぶ治まってきました。ちょうどこの頃、遅延型フードアレルギーの検査の結果がでて陽性反応のあった食べ物を除去し始めたので、「これでアレルギーの原因も無くなり、手の炎症が治ったら8月中には施術を再開できる!」と気持ちが明るくなったものです。

しかし、ことはそう簡単ではありませんでした。
手の炎症が治ってもステロイドを塗るのを止めると3~4日後にまた炎症が再発するのです。
「ステロイドで炎症を治す→やめる→炎症が再発する」を数回繰り返し、私はある不安と疑問が湧きました。

治療方針の変更、脱ステロイドへ

ステロイドを止めると炎症が再発するということは、もしやステロイド依存症?もしくは炎症の原因が他にあり治癒を阻害している?と様々な疑問が湧いてきました。
いずれにしても、このままではステロイドで炎症を抑え続けるしかなくなります。ですが、そんな対処療法を続けながら、施術を再開してやっていけるとは思えません。
またどこかでヘルペスなり他の皮膚疾患を患い、同じことを繰り返すでしょう。

2021年8月。悩みましたが思い切ってステロイドの使用をやめてみることにしました。

思ったよりひどかったリバウンド

ネットで脱ステロイドで検索すると、リバウンド症状の壮絶な画像がたくさんでてきます。
ステロイドを長期間使用していた人がいきなり止めると、それまで薬で抑えていた炎症が一気に噴き出し、皮膚はただれ、黄色い浸出液がでてきておばけのような状態になります。(治る過程の好転反応らしいですが)
私自身は過去そこまでステロイドを多用していたつもりは無かったので、それほどのリバウンドは無いだろうと思っていましたが、、、私ももれなく似た状態になりました。><

手指は炎症と浸出液でぐずぐずになり、何かを触ったり持ったりするのも痛い。
さらに顔や首も炎症が噴き出し、傷を負ったように顔や目が腫れ、首も固まり回すことができなくなりました。
女性の場合は特に、顔がひどくなるのが一番メンタルにきます。
8月の暑い盛りだったので、外出の際はつばの大きな日よけ帽をかぶり顔を隠してしました。
正直よっぽどステロイドを使いたかったです。ステロイドを使えば数日できれいに治るのですから。
しかしもう使わないと決めたため、じっと耐えるしかありませんでした。

時間をかけて、改善の兆しが見えはじめる

しかし何事も時間が解決するもので、リバウンドから1ヶ月くらいで少しづつ顔や首が元の状態に戻ってきました。
この間、特に薬等は使わず、脱ステロイドの方がやるように脱保湿をして、ひたすら自然治癒に任せました。
日ごとに首顔の炎症のかさぶたが取れ始め、目の腫れがひき、元の顔に戻っていきました。
徐々に気持ちも上向きになっていきます!

※しかしこのリバウンド症状は1回では終わらないのが辛いところ。この後1ヶ月おきに計2~3回ほど、同じ症状を繰り返しました。
 一度改善した後でまた悪化するのは気持ちが高い所から突き落とされるみたいで本当にメンタルダメージが大きいです。
 しかしリバウンドを繰り返す度にその症状の程度は軽くなり、2022年に入ってからは首顔のリバウンドはでなくなりました。

肝心の手指炎症が治らず試行錯誤

2021年11月。
脱ステロイドから3ヵ月ほど経った頃。顔や首はほぼ治ったものの、肝心の手指の炎症がなかなか治らず壁にぶつかっていました。
毎夜手の痒みに襲われ、眠れないのも辛い。アレルギーのための食事制限もしているし、時間をかければ治ると思っていましたが、何か足りないか違うのかも…。

こういう時、誰にアドバイスを求めたら良いか分からないのが一番困ります。
病院(皮膚科)へ行っても、基本ステロイドが標準治療なので行きませんでした。
改めてネットで他のアトピーの人が脱ステをして治した情報を集めました。しかし私のように手指の炎症というピンポイントのケースがなかなか無いのです。

そんな時、とても参考になるサイトを見つけました。

アトピーが100日で完治した方法

一般の人ですが、重篤なアトピーになり、色々な情報を集め勉強をして独自の方法論でアトピーを治した人です。
なかなかすごいサイトでアトピーの人は必見です。ただ普通はここまでやれませんね。
この人の体験談を参考に実践し、その中で特に効果を発揮したものがありました。

手の炎症に効いた方法

上述のサイトを参考に対策をして、特に効果を発揮したものが以下の2つです。

昼リンゴ&朝夕小食
 →腸を休めるために昼食はリンゴのみ。朝夕の食事も7分と小食に

・熱刺激法
 →蒸しタオルを患部や後頭部にあてるやり方。詳しいやり方は上述のサイトにも載っていますが、元は「たった5分で体が変わるすごい熱刺激法」という本がでています。

さらに油にも着目し、家で料理に使う油を植物油からオリーブオイル、ココナッツオイル、米油に切り替えました。
これらの対策と、他の体質改善の実践により、手の炎症は少しづつひき始め何とか施術を行えるところまで回復。
2022年1月末にようやくサロンの営業を再開できたのでした。

現在の状況(2022年6月)

それ以降の約3ヵ月間は、一直線に治っているかというとそうではなく、悪化と回復を何度も繰り返しました。回復途中の肌は揺らぎやすく少し断すると食べ物、外的刺激、ストレスといった色々な要因ですぐに悪化。その度にがっかりして落ち込みました^^;
しかし繰り返す度に悪化からの回復スピードは早くなっていき、多少悪化しても少し待てば元に戻るという自信もついてきました。ようやく出口が少し見えてきたんです。

施術を再開するために必死で取り組んで、多少なりとも結果がでて本当に良かったという気持ちです。(ただもしかしたらもっと早くて良いやり方があったのかもしれませんが…)

さて、体質改善に関しては上述以外のこともいろいろと多く試していました。
次の記事で、実際にやったことを次の記事でまとめてみました!

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